医療法人社団 豊饒会

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脂肪組織再生医療

現在、日本で行われている豊胸手術は大まかに分けて3種類あります。
 ①シリコンバッグ
 ②ヒアルロン酸注入法(その他のフィラー)
 ③脂肪注入法

脂肪由来幹細胞とは
 約60兆個もあると言われる私たち人の体の細胞で、様々な役割を持ち「細胞の元」のような特殊な細胞が「幹細胞」です。 幹細胞は、他の細胞に変化(分化)する能力「多分化能」と、自身と同じ細胞(幹細胞)にコピーする能力「自己複製能力」があります。専門用語でいうと非対称性細胞分裂といい、非対称性細胞分裂を行う細胞は全て幹細胞です。 幹細胞の能力が注目されているのは、体の中で失われた細胞や不足しているものを補ってくれる働きがあるからです。 この幹細胞の能力を応用して、再生医療の分野で様々な治療が行われています。例えば動脈硬化の治療、フェイスリフト、変形性膝関節症でのすり減った軟骨の修復、豊胸手術など、幹細胞が用いられる治療は幅広くあります。 幹細胞の中で、脂肪の中に存在する種類の幹細胞は脂肪由来幹細胞と呼ばれています。

脂肪由来幹細胞を用いた豊胸のメリット
 近年、脂肪由来幹細胞を用いた脂肪注入の豊胸手術が注目されています。通常の脂肪注入と比べて、脂肪由来幹細胞が追加(添加)されると一体何が違うのでしょうか? 従来の脂肪注入と脂肪由来幹細胞を添加した脂肪注入の大きな違いは、豊胸手術後の注入した脂肪の「生着率の高さ」と、脂肪注入の豊胸に伴うリスクを軽減出来ます。 脂肪由来幹細胞は、注入した胸の脂肪の中で、脂肪が減少するのを抑えてくれたり、栄養や酸素を運ぶ血液を作るように促してくれる働きがあります。その結果、生着率が向上し、バストアップの効果を長期にわたって維持することが可能です。体の一部となった胸の脂肪は、自然で柔らかな仕上がりで、年を重ねても体形にあったバストを維持できます。 脂肪に栄養や酸素をしっかりと届けてくれるため、脂肪の生着率が向上し、脂肪の減少や石灰化、シコリができるのを防ぐことが可能です。